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政治

佐渡島の金山 韓国政府が独自の追悼式を21日に開催へ

Write: 2025-11-14 09:55:19Update: 2025-11-14 11:08:32

佐渡島の金山 韓国政府が独自の追悼式を21日に開催へ

Photo : YONHAP News

世界文化遺産に登録された新潟県佐渡市の「佐渡島(さど)の金山」をめぐり、韓国政府は今月21日、佐渡鉱山に強制的に動員された韓半島出身労働者を追悼する独自の式典を行います。
 
式典には、政府代表として李赫(イ・ヒョク)日本駐在韓国大使と遺族11人が出席します。

今回の式典は、ことし9月に日本側が独自に行った追悼式とは別に、韓国政府が主催するものです。
 
外交部の報道官は13日の会見で、「ことしは日本側との協議で満足のいく結論に至らなかったが、追悼式がその趣旨と性格にふさわしく開催されるよう、今後も日本側と協議を続けていく」と述べました。
 
佐渡の金山は、江戸時代に金鉱として栄えましたが、第2次世界大戦中には銅などの戦争物資を確保するために利用されました。この時期、1500人と推定される韓半島出身労働者が強制的に動員され、過酷な環境で働かされました。
 
尹錫悦(ユン・ソンニョル)前政権の発足後、両国は、日本の佐渡の金山の世界文化遺産登録に韓国が「賛成」する代わりに、日本が現地に強制動員の歴史を明確に記録し、毎年7月から8月の間に追悼式を共同で行うことで合意していました。
 
しかし、この式典は2年連続で共同開催されず、両国が別々に行っています。
 
その大きな理由は、日本側の追悼の辞の内容です。
 
韓国政府は、追悼の辞に「強制動員」という表現を盛り込むよう求めていますが、日本政府は受け入れていません。
 
このため韓国は去年に続き、ことしも日本側主催の追悼式には参加せず、別の式典を準備することになりました。
 
ことしの韓国側の追悼式は、高齢の遺族に配慮して屋内で行われ、参加者らは式典後に韓半島出身労働者関連の跡地を訪問する予定です。

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