来年開かれるWBC=ワールド・ベースボール・クラシックを見据えて日本との強化試合を行うため、野球の韓国代表が、日本に入りました。
柳志炫(リュ・ジヒョン)監督が率いる韓国代表は12日午後、金浦(キンポ)国際空港を出発し、羽田空港に到着しました。
韓国代表は、来年3月に開幕するWBCで1次ラウンド突破を当面の目標としていて、実戦感覚を維持し、相手戦力を分析するため、「K-ベースボールシリーズ」と題した強化試合を行っています。
今月8日と9日にホームであるソウル・高尺(コチョク)スカイドームで行ったチェコ代表との2試合では、3対0、11対1と、いずれも快勝しました。
日本では、13日に東京ドームで現地適応のための練習を行ったあと、14日には日本代表との公式記者会見と合同練習を行う予定です。韓日の強化試合は、15日午後6時半と16日午後7時に行われます。
韓国代表は、ちょうど10年前の2015年、WBSC=世界野球ソフトボール連盟によるプレミア12の準決勝で、日本を4対3で破りましたが、その後、プロ選手同士の対戦では9連敗中です。
柳監督は、「自信を取り戻すためにも、今回は必ず日本に勝つ」と意気込みを語っています。
来年のWBCで韓国は、3月5日にチェコ、7日に日本、8日に台湾、9日にオーストラリアとそれぞれ対戦する予定です。
韓国は、2006年の第1回大会でベスト4、2009年の第2回大会で準優勝という輝かしい成績を残しましたが、2013年、2017年、そして2023年大会では3大会連続で1次ラウンド敗退に終わっています。