韓国国内に住む外国人の数が総人口の5%に当たる258万人あまりと、これまででもっとも多くなりました。
 
韓国行政安全部によりますと、去年11月1日の時点で、韓国国内に3か月以上長期滞在している外国人の数は、総人口5180万人の5%に当たる258万3600人あまりだったということです。
 
統計を取り始めて以来、もっとも多い人数です。
 
在留外国人数は、2006年以降着実に増え、去年の246万人からさらに増加し、過去最多を更新しました。
 
なかでも、留学生の増加率が13%でもっとも大きく、続いて外国人労働者6.9%、結婚移民者6.5%でした。
 
地域別には、全国17の市・道すべてで増加し、全羅南道(チョンラナムド)の増加率が10.5%でもっとも大きく、続いて蔚山(ウルサン)、慶尚北道(キョンサンブクド)・忠清南道(チュンチョンナムド)、忠清北道(チュンチョンブクド)などと、首都圏以外の地域での伸びが目立ちました。
 
在留外国人数がもっとも多い地域は、84万人あまりの京畿道(キョンギド)で、次いで45万人のソウル、忠清南道(チュンチョンナムド)、仁川(インチョン)、慶尚南道(キョンサンナムド)の順で、首都圏に全体の56.7%が集中していました。
 
広域自治体別には、安山(アンサン)市が10万9000人あまりでもっとも多く、華城(ファソン)市・始興(シフン)市・水原(スウォン)市・富川(プチョン)市と、上位5か所はいずれも京畿道内でした。
 
行政安全部は、「留学生や外国人居住者の増加が地域社会に新たな活力をもたらしている。中央と地方が協力して定着と共存の基盤づくりに取り組む」としています。