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韓半島

北韓 短距離弾道ミサイルを発射 APEC前に武力誇示か

Write: 2025-10-22 13:35:49Update: 2025-10-22 17:06:37

北韓 短距離弾道ミサイルを発射 APEC前に武力誇示か

Photo : YONHAP News

北韓が22日午前8時10分ごろ、北東に向けて短距離弾道ミサイルとみられる数発を発射しました。
 
韓国軍の合同参謀本部によりますと、北韓が22日午前8時10分ごろ、黄海北道(ファンヘブクド)中和(チュンンファ)付近から北東方向に向けて複数の短距離弾道ミサイルとみられる数発を発射したということです。
 
ミサイルは、およそ350キロ飛行したとみられ、韓国とアメリカが精密にデータの分析をしているということです。
 
韓米の情報当局は、北韓の発射準備の動きを事前に把握し、発射直後に探知・追跡していたことも明らかにしました。
 
韓国軍は、「揺るぎない韓米連合防衛態勢のもと、北韓のさまざまな挑発にも圧倒的に対応できる能力と態勢を維持している」と強調しました。
 
与野党も、「李在明(イ・ジェミョン)政権発足後初めて行われた弾道ミサイルによる挑発を強く糾弾する」という立場を表明しました。
 
北韓による弾道ミサイルの発射は、ことし5月8日に複数の短距離ミサイルを同時に発射して以来167日ぶりで、ことしに入って5回目です。
 
今回の発射は、来週、慶尚北道(キョンサンブクド)慶州(キョンジュ)で開かれるAPEC=アジア太平洋経済協力会議の首脳会議を前に、北韓が武力を誇示したものとみられています。
 
アメリカのトランプ大統領と中国の習近平国家主席の韓国訪問も予定されていることから、北韓がミサイル発射を再開した意図に注目が集まっています。
 
北韓は最近、性能を改良した新型ミサイルを相次いで公開しています。
 
今月初めに開かれた武装装備展示会「国防発展2025」では、極超音速短距離弾道ミサイル「火星11マ」を披露し、10日に行われた労働党創建80周年の軍事パレードでは、新型のICBM=大陸間弾道ミサイル「火星20」を初めて公開しました。
 
「火星20」は、アメリカ本土を攻撃できる多弾頭ICBMで、北韓が核保有国としての地位を固める狙いで開発を進めているとみられています。

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