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社会

北韓 またも事前通知なしで黄江ダム放流

Write: 2025-10-13 11:42:59Update: 2025-10-13 12:16:34

北韓 またも事前通知なしで黄江ダム放流

Photo : YONHAP News

北韓が、韓国に流れ込む臨津江(イムジンガン)上流の黄江(ファンガン)ダムの水を、韓国側に事前の通知をせずに放流したことが確認されました。
 
気候エネルギー環境部などによりますと、12日午前0時の時点で、臨津江の下流にある京畿道(キョンギド)連川(ヨンチョン)郡の必勝(ピルスン)橋の水位が、避難基準となる1メートルを超えました。 京畿道と連川郡は、河川周辺の行楽客や住民に対して災害警報を発し、直ちに避難するよう呼びかけました。
  
臨津江は南北が共有する河川で、その流域の6割ほどが北韓側にあります。このため、北韓が上流の黄江ダムを放流すると、韓国側のダムや橋の水位に直接影響が及びます。
 
当局は衛星画像などで南北境界地域を監視していて、今回の水位上昇は北韓による放流の影響と判断しています。臨津江流域では10日から雨が続いており、13日から14日にかけてもまとまった雨が予想されているため、北韓が水位調整のため貯水量を減らしたものとみられます。

北韓は2009年にも事前の通知なしに黄江ダムを放流し、韓国側の住民6人が死亡する事故が起きています。この事故を受けて南北は同じ年の10月、「放流時には事前に通知する」と合意しましたが、北韓は2013年以降、この約束を守っていません。今回も通知はなかったということです。

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