旧暦のお盆、秋夕(チュソク)の連休にあわせて、ソウルの4大宮殿などが無料で開放され、大勢の市民や観光客が訪れ、秋夕のひととき、朝鮮王朝時代の伝統文化を楽しみました。
今月3日から9日までの秋夕の連休中、景福宮(キョンボックン)、昌徳宮(チャンドックン)、昌慶宮(チャンギョングン)、徳寿宮(トクスグン)の4大宮殿と朝鮮時代の歴代の王を祀る宗廟(チョンミョ)、そして朝鮮王陵が無料開放され、誰でも自由に観覧することができます。
KBSが7日に取材したところ、雨模様の天気にもかかわらず、家族連れのほか、若い世代や韓国の伝統衣装「韓服(ハンボク)」姿の外国人観光客らが写真を撮ったり、宮廷の茶と菓子を味わったりするなど、韓国の伝統文化を体験する姿が見られました。
また、連休中は、昌徳宮と徳寿宮で夜間の特別観覧も行われ、昼とは異なる宮殿の雰囲気を味わえると好評です。
普段は予約制でのみ入場できる宗廟も、今週は自由に観覧できます。とくに8日から12日までは、4大宮殿と宗廟で、朝鮮王朝時代の王室儀礼や生活文化を公演や展示、体験プログラムで再現する文化行事が行われる予定です。