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韓半島

金正恩氏「核容認なら米と対話」 最高人民会議で演説

Write: 2025-09-22 10:52:18Update: 2025-09-22 15:43:47

金正恩氏「核容認なら米と対話」 最高人民会議で演説

Photo : YONHAP News

北韓の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長が、アメリカが北韓に核兵器の放棄を求めなければ、アメリカとの対話に応じる考えがあると述べました。
 
北韓の朝鮮中央通信が22日に伝えたところによりますと、金委員長は21日、国会に当たる最高人民会議で演説し、「アメリカが非核化への妄想的な執着を捨て、現実を認識したうえで平和共存を望むならば、会わない理由はない」と述べました。
 
また、トランプ大統領に対して「良い思い出がある」とも述べました。両氏はトランプ大統領の1期目に3回の首脳会談を行っています。
 
一方で金委員長は、絶対に核を放棄しない考えを示し、「核を手放した国に何が起きたかは世界が知っている」と述べ、核抑止力を堅持する考えを明らかにしました。
 
韓国については「一切相手にしない」として対話を拒否し、統一についても「まったく考えていない」と述べました。そのうえで「南北が決して一つになれない二つの国家であることを国法として固定する」とし、憲法改正の作業を進めていることを示唆しました。

また、李在明(イ・ジェミョン)政権が非核化に向けて提示している「凍結・縮小・非核化」の三段階方式については、「われわれの武装解除を夢見ていた前任者たちの宿題帳から書き写した複写版にすぎない」として拒否の姿勢を鮮明にしました。
 
この三段階方式は、すぐに完全な非核化を達成するのは難しいという現実を前提に、第一段階で核・ミサイル活動を凍結し、第二段階で戦力を縮小し、第三段階で最終的に非核化に至るという構想です。
 
韓米が非核化を確固たる目標に掲げるなか、来月末には韓国・慶州(キョンジュ)でAPEC=アジア太平洋経済協力会議の首脳会議が予定されていて、アメリカのトランプ大統領が出席する見通しです。これに合わせて米朝首脳の電撃的な会談が実現するのではないかとの見方も出ています。

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