来年9月から10月にかけて愛知県と名古屋市で共同開催するアジア大会に、北韓が参加する意向を伝えてきたと、日本の通信社が報じました。
共同通信が17日、報じたところによりますと、北韓は、サッカーなど17競技におよそ150人の選手を含む合わせて260~270人を派遣することを希望していると、大会組織委員会関係者に伝えたということです。
日本政府は、北韓が弾道ミサイルの発射を繰り返していることへの独自制裁として、北韓国籍者の入国を原則として禁止しています。
ただし、スポーツ交流は特例として認めていて、去年2月と3月には北韓の男女サッカー選手の入国を認めましたが、その際は数十人規模にとどまりました。
共同通信は、「北韓国籍者の入国としては異例の規模になる可能性がある。日本政府は慎重に対応を検討している」と報じました。
北韓は、新型コロナウイルスによる出入国規制で2021年東京オリンピックには不参加でしたが、おととしの中国・杭州アジア大会と去年のパリオリンピックには選手団を派遣しています。
今月予定されている各国選手団長への大会準備状況の説明会に、北韓は在日同胞を参加させる方向で調整している模様だということです。