日本政府が、独島(トクト)周辺の海域で活動した韓国の海洋調査船について、外交ルートを通じて抗議しました。
日本の外務省当局者は16日、韓国の海洋調査船「ナラ号」が独島近海で調査を行ったことを問題視し、在日韓国大使館に抗議したと明らかにしました。
また、日本の林芳正官房長官は17日午前の定例記者会見で、「竹島は明らかに日本固有の領土だ」と述べ、韓国側の調査を「到底受け入れられない」と強調しました。
これに対し、韓国外交部は在韓日本大使館の高位関係者を、韓国国防部は日本の防衛駐在官を呼んで抗議し、直ちに是正を求めるとともに、今後このような抗議を中止するよう求めました。
日本政府は、韓国が独島周辺で海洋調査を行うたびに反発しており、先月も韓国の別の海洋調査船「オンヌリ号」が独島の西側で調査を行ったとして抗議しています。
これ受け、韓国政府は、「独島は明白なわが国固有の領土だ」との立場を改めて確認し、日本の領有権主張を一蹴しました。
韓国政府は今後も、日本の繰り返される問題提起に揺らぐことなく断固として対応する方針を強調しています。