韓国のピアニスト、ヒソク・エリアス・アカーリーさんとヤン・ジウォンさんが、ドイツで最も権威ある「ARDミュンヘン国際音楽コンクール」のピアノ部門で、それぞれ2位と3位に入賞しました。
クモ文化財団が15日発表したところによりますと、アカーリーさんは、現地時間の14日、ドイツのミュンヘンで行われた第74回大会の決勝で、バイエルン放送交響楽団とプロコフィエフのピアノ協奏曲第2番を演奏し、2位に輝きました。また、アカーリーさんは、委嘱作品の最優秀解釈賞と特別賞も受賞し、あわせて1万2000ユーロ(およそ1960万ウォン)の賞金を獲得しました。
一方、ヤンさんは、サン=サーンスのピアノ協奏曲第2番を披露し、3位に入りました。
アカーリーさんは、「さまざまな作品で自分の音楽を表現でき、2位を受賞できたことを光栄に思います。これからはより深く聴衆とつながる奏者になりたいです」と感想を述べました。
ヤンさんも、「音楽を通じて自分自身と向き合うことができる特別な瞬間でした。真心と響きを探求し、自分の魅力を大切にしていきたい」とコメントしました。
アカーリーさんは2001年生まれで韓国とイギリスの国籍を持ち、現在はアメリカのジュリアード音楽院の修士課程に在籍しています。
ヤンさんは、クモ英才コンサートでデビューし、マネス音楽院を首席で卒業、現在は大学院に在籍しています。
「ARDミュンヘン国際音楽コンクール」は、ドイツを代表する国際音楽コンクールで、器楽や声楽、室内楽など21部門が開催され、これまで、指揮者のチョン・ミョンフン氏やピアニストのソ・ヘギョン氏とソン・ジョンボム氏など、世界で活躍する韓国人奏者が入賞しています。