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政治

米工場で拘束の韓国人乗せるチャーター機 仁川空港を出発

Write: 2025-09-10 14:36:46Update: 2025-09-10 17:40:13

米工場で拘束の韓国人乗せるチャーター機 仁川空港を出発

Photo : YONHAP News

現代(ヒョンデ)自動車などがアメリカ南部のジョージア州で建設中の工場で働いていた韓国人およそ300人が、アメリカの捜査当局に不法就労などの疑いで拘束された問題で、韓国人を帰国させる大韓航空のチャーター機が、10日午前、仁川(インチョン)国際空港を出発しました。

アメリカ政府は今月5日、ジョージア州にある現代自動車とLGエネルギーソリューションの合弁バッテリー工場の建設現場で、不法就労の取り締まりを行い、摘発された韓国人およそ300人をジョージア州フォークストンにあるアメリカ移民税関捜査局(ICE)の収容施設で拘束しています。

368席規模のチャーター機は当初、ジョージア州のアトランタ国際空港で韓国人300人を乗せて韓国時間の11日午前3時ごろ現地を出発する予定でしたが、聯合ニュースの報道によりますと、韓国人の釈放が予定より遅くなる可能性があり、出発も遅くなるとみられています。理由は明らかになっていませんが、「アメリカ側の事情によるもの」ということです。
 
帰国手続きは、「自主的な出国」として行われる可能性が高いとみられています。その場合、強制送還ではないため、今後の再入国に有利になるということです。
 
一方、今回の事態を最終的に解決するため、急きょワシントンを訪れた趙顕(チョ・ヒョン)外交部長官は10日、アメリカのルビオ国務長官との最終調整に臨む予定です。趙長官は、帰国者が再入国の際に不利益を受けないよう協力を要請するほか、韓国企業の専門人材の確保のために新たなビザ制度を設けることや割当枠の拡大についても協議する見通しです。
 
アメリカ政府も今回の事態を受け、ビザ制度の改善が必要という認識を示しています。ホワイトハウスは、「国土安全保障省と商務省が共同で対応している」と明らかにし、トランプ大統領も「優秀な技術人材を合法的で迅速に受け入れるための方策を用意する」と述べました。
 
ただ、「アメリカ人の雇用拡大」という基本方針には変わりがないため、ビザ拡大の条件として、現地での雇用や技術移転が掲げられる可能性も出ています。

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