韓国の青年層のなかで高等教育機関を卒業した割合が、17年連続でOECD加盟国のうちもっとも高いことがわかりました。
韓国教育部と韓国教育開発院は9日、OECD=経済協力開発機構がOECD加盟38か国とそのほかの11か国を対象に行った教育関連の調査の結果を公開しました。
それによりますと、去年、韓国の25歳から34歳の青年層のなかで大学や短大などの高等教育機関を卒業した割合は70.6%を記録し、1位を維持しました。韓国は、2008年から去年までの17年連続でトップを維持しています。
2位のカナダは68.86%、3位のアイルランドは66.19%で、韓国は唯一70%台を記録しました。
OECD平均が53%台であることを踏まえると、韓国は非常に高い水準です。日本はおよそ65%でした。
全体の成人のなかで高等教育機関を卒業した割合も56.2%で、OECD平均の41.9%を大きく上回りました。
ただ、賃金格差はOECD平均を下回りました。高卒を100とした場合、短大卒は109.9%、大卒は132.5%、大学院卒は176.3%で、学歴が高いほど賃金も上昇しましたが、その格差は他国ほど大きくはありませんでした。