韓国の李在明(イ・ジェミョン)大統領は、パク・チャヌク監督の新作『仕方がない』が第82回ベネチア国際映画祭のコンペティション部門に招待されたことについて、「受賞の有無にかかわらず、意義ある成果だ」として応援のメッセージを伝えました。
ベネチア映画祭の最高賞とされる金獅子賞を競う長編コンペティション部門に招待作品として選ばれたパク監督の新作「仕方がない」は、批評家から高く評価され、受賞が期待されていましたが、惜しくも受賞には至りませんでした。
李大統領は7日、自身のSNSを通じて「世界の映画史に大きな足跡を残してきたパク監督の作品が、改めて韓国映画の地位をさらに高めた」としたうえで、「厳しい状況でも絶えず新たな挑戦を続けてきたパク監督をはじめ、俳優、制作スタッフに熱い拍手を送る」と述べました。
また、李大統領は、「政府は今後も、韓国の映画関係者が思う存分に想像し、創作し、世界の舞台で活躍できるよう、サポートしていく」としたうえで、「国民の誇りとなってくださるすべての映画関係者の努力に深く感謝する」と強調しました。
第82回ベネチア国際映画祭の金獅子賞は、アメリカのジム・ジャームッシュ監督の『ファーザー マザー シスター ブラザー』に贈られました。