16年ぶりに韓国で行われる「世界アーチェリー選手権大会」が5日、韓国・光州(クァンジュ)で開幕します。
「2025年世界アーチェリー選手権大会」は、今月5日から12日までの8日間、光州の国際アーチェリー競技場と5・18民主広場の特設競技場で行われます。
今大会には、76か国からおよそ500人の選手が参加し、弓の種類によってリカーブ部門とコンパウンド部門に別れ、合わせて10個の金メダルを争います。
韓国で「世界アーチェリー選手権大会」が行われるのは、1985年のソウル大会と2009年の蔚山(ウルサン)大会に続いて3回目となります。
去年、パリオリンピックで全5種目の金メダルを獲得する偉業を成し遂げたリカーブ韓国代表チームは、ホームグラウンドで再び世界トップレベルの実力を発揮するものと期待されます。
アーチェリー男子韓国代表は、パリオリンピックで活躍したキム・ウジン、キム・ジェドク、イ・ウソク選手が出場し、世界ランキング1位のアメリカのブレイディ・エリソン選手と対決します。
アーチェリー女子韓国代表は、東京オリンピックで金メダルを獲得したアン・サン選手とカン・チェヨン選手、そしてパリオリンピックで3冠を達成したイム・シヒョン選手が出場します。
一方、今大会では、2028年ロサンゼルスオリンピックの正式種目に採択された引くときに軽くなるコンパウンド部門が注目されます。
アーチェリー韓国代表は、国際大会の経験が豊富なメンバーで構成し、メダルを狙います。
北韓選手団は参加を見送るものとみられています。
光州市は、今大会をきっかけにグローバルスポーツ都市を目指し、地域経済の活性化につなげたいとしています。