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政治

特別検察官 尹前大統領側近の前行政相の拘束令状請求

Write: 2025-07-28 15:04:01Update: 2025-07-28 15:29:33

特別検察官 尹前大統領側近の前行政相の拘束令状請求

Photo : YONHAP News

尹錫悦(ユン・ソンニョル)前大統領による去年12月の「非常戒厳」宣言をめぐり、政府から独立して捜査している特別検察官のチームは、尹前大統領の最側近とされる李祥敏(イ・サンミン)前行政安全部長官に対し、「非常戒厳」に関与した疑いで拘束するよう裁判所に請求しました。
 
特別検察官は、李前長官が閣僚として「憲法上の責務」を果たさず、違法な「非常戒厳」宣言に関与・放任した疑いがあるとしています。容疑は、内乱関連の重要任務のほか、職権乱用や憲法裁判所での偽証など複数にのぼります。
 
特別検察官によりますと、李前長官は「非常戒厳」宣言当時、尹前大統領の指示を受けて、報道機関の電気や水道を止めるよう消防庁に命じた疑いがあるということです。また、これに関連し、憲法裁判所で虚偽の証言を行った疑いも持たれています。
 
裁判所に拘束令状を請求したことについて、特別検察官は「容疑の重大性と証拠隠滅の懸念」を理由に、身柄の確保が必要と判断したとしています。
 
李前長官は、尹前大統領や金容鉉(キム・ヨンヒョン)元国防部長官と同じ忠岩(チュンアム)高校出身で、尹前大統領の最側近とされています。特別検察官は李前長官が、「非常戒厳」の計画を事前に把握していた可能性についても捜査を進めています。
 
特別検察官は今月17日に李前長官の自宅や行政安全部に対する家宅捜索を実施し、25日には李前長官に対して、19時間にわたって事情聴取を行いました。今後は、すでに一度聴取と家宅捜索が行われた韓悳洙(ハン・ドクス)前国務総理に対しても、追加での出頭要請が検討されており、尹前大統領の側近に対する捜査がさらに本格化する見通しです。
 
一方、尹前大統領は特殊公務執行妨害などの容疑で今月10日に拘束されて以降、健康上の理由を訴えて3週連続で公判を欠席しています。夏の司法休廷期間を経て、8月以降は欠席したまま審理が続けられる見通しです。

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