メニューへ 本文へ
Go Top

国際

国家安保室長が急きょ訪米 通商協議でアメリカとの交渉強化か

Write: 2025-07-21 11:49:10Update: 2025-07-21 15:36:21

国家安保室長が急きょ訪米 通商協議でアメリカとの交渉強化か

Photo : YONHAP News

トランプ大統領が関税を課すとしている期限が来月1日に迫るなか、大統領室の魏聖洛(ウィ・ソンラク)国家安保室長が、20日にアメリカ・ワシントンに向けて出国したことがわかりました。急きょアメリカを訪問したとみられ、アメリカ側との協議に向けた働きかけを強めるねらいがあるとみられています。
 
韓国政府は魏室長の今回のアメリカ訪問について正式な発表はしていませんが、与党関係者が魏室長の出国を認めていて、今月初めに続く11日ぶりのアメリカ訪問となります。
 
アメリカでは、トランプ政権下で導入された関税措置の発動期限が来月1日に迫っており、韓国側はそれを前にアメリカ政府関係者と直接会談し、交渉の流れを有利に進めたい考えがあるとみられます。
 
現在、韓国はアメリカから25%の相互関税の適用を通告されていて、強い通商上の圧力を受けている状況です。相互関税は、相手国がアメリカに課している関税率に応じて、アメリカ側も同等の税率を課す措置で、「不公正な通商慣行」や「交渉の進展不足」などを理由に、高い関税が通告されたものとみられています。
 
アメリカのラトニック商務長官は、現地メディアのインタビューで、「8月1日は関税発動の厳格な期限」と述べたうえで、「経済規模の大きな国ほど高い関税が課されることになる」としています。一方で、関税が10%にとどまっている国の多くは開発途上国で、市場開放や通商慣行の是正が交渉の前提になると説明しています。
 
こうしたなか、韓国からは今後、具潤哲(ク・ユンチョル)企画財政部長官や趙顕(チョ・ヒョン)外交部長官も相次いでアメリカを訪問する予定となっていて、韓国政府は通商協議に向けて高官レベルでの対応を強めていく構えです。
 
また、こうした一連のアメリカ訪問が、今後の韓米首脳会談の調整につながるのではないかという見方も出ています。

おすすめのコンテンツ

Close

当サイトは、より良いサービスを提供するためにクッキー(cookie)やその他の技術を使用しています。当サイトの使用を継続した場合、利用者はこのポリシーに同意したものとみなします。 詳しく見る >