韓国の「歌王」として知られるチョー・ヨンピルさんが、日本による植民地支配から独立して80周年を迎えるのを記念し、28年ぶりにKBSでソロコンサートを行います。
KBSは11日、「光復80周年KBS大型企画-この瞬間を永遠にーチョー・ヨンピル」と題したソロコンサートを、9月6日にソウルの高尺(コチョク)スカイドームで開催すると発表しました。
今回のコンサートは、チョー・ヨンピルさんが1997年に開催した「ビッグショー」以来、28年ぶりとなるKBSでのソロコンサートで、地上波放送としては17年ぶりの単独ステージです。
チョー・ヨンピルさんは、1968年にロックバンド「アトキンズ」のメンバーとしてデビューしました。1976年に「釜山港へ帰れ」がヒットしてスターの仲間入りを果たし、1980年には「窓の外の女」や「おかっぱ頭」など数多くのヒット曲を生み出しました。
その後、韓国では初となる単一アルバム100万枚突破と、アルバム累積1000万枚突破を果たしました。
また、韓国の歌手としては初めて、日本のNHKホールでの公演と紅白歌合戦出演を果たしたほか、アメリカのカーネギーホールでの公演など、数々の記録を打ち立てました。
今回のコンサートは全席無料で行われ、旧盆の連休になる秋夕(チュソク)期間中にKBS第2テレビで放送される予定です。