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韓半島

ASEAN地域フォーラム外相会議 北韓は初の不参加か

Write: 2025-07-11 10:05:27Update: 2025-07-11 10:26:08

ASEAN地域フォーラム外相会議 北韓は初の不参加か

Photo : YONHAP News

北韓が、ASEAN地域フォーラム=ARFの外相会議に初めて参加しない見通しとなり、その背景に関心が集まっています。
 
ASEAN地域フォーラムの外相会議は11日、マレーシアのクアラルンプールで開かれますが、前日の10日の時点でも、北韓代表団の出席については、主催側からも、北韓からも発表がなく、不参加が確実視されています。
 
ASEAN地域フォーラムは1994年に発足し、北韓は2000年に加盟して以降、代表団の格が変わることはあったものの、外相会議には、毎回代表団を派遣してきました。
今回、参加しなければ、初めの不参加となります。
 
北韓は過去、国際的な孤立から脱却し、域内諸国の支援による体制の安定を図るため、ASEAN地域フォーラムへの加盟を積極的に進めていました。
 
また、ASEAN地域フォーラムは、北韓と韓国、日本、アメリカの外相が直接対面する数少ない場でもありました。
 
北韓の不参加の理由としては、まず、議長国マレーシアとの国交断絶が挙げられています。
 
2017年2月、クアラルンプール国際空港で発生した金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長の兄、金正男(キム・ジョンナム)氏暗殺事件をめぐり両国関係が悪化し、その後、マレーシア当局が、資金洗浄の罪などに問われた北韓の事業家をアメリカに引き渡したことを受け、北韓は外交関係を断絶しました。
 
また、ASEANでは、議長国と外交関係のない国は、加盟国であっても会議に招待しないという慣例があるとされ、今回はその影響もあったとみられています。
 
一方、北韓としても、多国間外交を通じて得られる成果は少ないと判断し、近年急接近しているロシアとの二国間外交に注力する方が得策と考えている可能性があります。
 
北韓の外交当局は、ASEAN地域フォーラム終了直後の11日から13日まで北韓を訪れる予定のロシアのラブロフ外相を迎えることに全力を注いでいるものとみられています。

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