連日記録的な猛暑が続いているなか、9日には、熱中症患者が1日で200人以上の発生したことがわかりました。
韓国疾病管理庁によりますと、9日には全国で238人が熱中症の疑いで救急搬送され、そのうち1人が死亡したと報告されています。
1日の熱中症患者数が200人を超えたのは、毎日統計を取り始めた2020年以降初めてとなります。
疾病管理庁がことし5月15日、熱中症監視体制をスタートして以来、昨日まで発生した熱中症患者数は合わせて1228人で、1千人を超え、去年の同じ期間に比べて2.5倍に上っています。
熱中症の疑いで死亡した人の数も8人となり、3人だった去年の3倍に迫っています。
疾病管理庁によりますと、2011年に監視体制をスタートして以来、去年まで、熱中症が原因とみられる死亡者数は238人で、このうち、65.5%に当たる156人が60歳以上の高齢者でした。
一方、猛暑による家畜の被害も相次いでいます。10日、中央災害安全対策本部のまとめによりますと、8日に暑さが原因で死んと報告された家畜は、合わせて16万123匹でした。このうち、家禽類が15万8600羽で多くを占め、豚が2117匹でした。
ことし5月20日から今月8日まで、暑さで死んだ家畜は37万9475匹で、去年の同じ期間に比べて7.6倍増加しています。