去年の仁川(インチョン)国際空港の国際線の利用者数は、世界で3番目に多かったことがわかりました。
国際空港評議会(ACI)が現地時間8日に発表した「世界の空港交通データ」によりますと、去年の仁川空港の国際線利用者数は、前の年に比べて26.7%増えて7067万人でした。
これは、アラブ首長国連邦のドバイ国際空港の9233万人、イギリスのロンドン・ヒースロー空港の7819万人に次いで、世界3位の規模です。
仁川空港の国際線利用者数は、世界の主要空港とされるシンガポールのチャンギ空港、オランダのアムステルダム・スキポール空港、フランスのパリ・シャルル・ド・ゴール空港などをも上回りました。
一方、国内線と国際線を合わせた「総利用者数」では、アメリカのジョージア州のアトランタ国際空港が1億807万人で1位となり、「世界でもっとも忙しい空港」となりました。
仁川空港は、定期的な国内線の運航をほとんど行っていないため、総利用者数は7121万人で、世界13位でした。
去年の世界全体の航空旅客数は、前の年に比べて8.4%増加して94億人で、コロナ禍前の2019年に比べて2.7%増えました。