ロシアのラブロフ外相が今月11日から3日間の日程で北韓を訪問することがわかりました。
朝鮮中央通信が9日、報じたところによりますと、ラブロフ外相は北韓外務省の招きで今月11日から13日まで北韓を訪問するということです。
今回の訪問目的などの詳細については明らかにしていませんが、ラブロフ外相は、崔善姫(チェ・ソンヒ)外相と会談するものとみられます。
また、金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長との面談も行われる可能性があります。
去年6月にロシアのプーチン大統領が北韓を訪れた際に、金委員長をロシアに招待したことから、ラブロフ外相は今回の訪問期間中、金委員長のロシア訪問について協議を行うのではないかという見方が出ています。
また、アメリカによるイラン核施設への攻撃を含む中東情勢など、国際的な懸案についての意見交換も行われる可能性があります。
ラブロフ外相の北韓訪問は、去年6月にプーチン大統領の北韓訪問に同行して以降、およそ1年ぶりとなります。
これに関連して、ロシア大統領府・クレムリンは、近く北韓の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長のロシア訪問や、プーチン大統領の北韓訪問の予定はないと明らかにしました。
ロシアの国営タス通信やリアノーボスチ通信によりますと、大統領府のペスコフ報道官は9日、記者会見でこのように述べ、「現時点で、近いうちにそうした訪問の計画はない。計画が決まれば公表する」と語りました。
一方で、11日から13日まで北韓を訪問するラブロフ外相が、プーチン大統領のメッセージを金委員長に伝える予定だと明らかにしました。