IMF=国際通貨基金は、ことしの世界経済の成長率見通しを上方修正する一方で、韓国については、下方修正しました。
IMFは、毎年4月と10月に世界経済の成長率見通しを発表し、1月と7月には見通しの改定をしています。
IMFは17日に発表した世界経済の見通しで、今年の世界経済の成長率を3.3%と予測し、去年10月時点から0.1ポイント上方修正しました。一方、韓国については、0.2ポイント下方修正し、2.0%と予測しました。
IMFは、世界経済の成長率見通しが上方修正されたのは、アメリカ経済の好調が反映されたものとしています。アメリカのことしの成長率は2.7%と予測され、去年10月の見通しより0.5ポイント引き上げられました。しかし、地域ごとの成長率には差が広がっていると指摘しています。
一方、韓国の成長率の見通しが下方修正された背景には、国内の政治的混乱による不透明感があるとみられます。専門家らの間では、この状況が長引けば、韓国の成長率が1%台にとどまる可能性もあると警告する声も出ています。