北韓のメディアが、外国のメディアを引用する形で尹錫悦（ユン・ソンニョル）大統領が拘束されたことについて初めて報じました。
 
朝鮮労働党の機関紙「労働新聞」は17日、複数の海外メディアを引用し「韓国の憲政史上初めて現職の大統領が拘束された」と伝え、「国際社会が政治的混乱に陥った韓国の現状を集中的に報じた」と言及しました。
 
また、尹大統領の拘束令状執行当時の状況について、海外メディアが「珍しい風景」と紹介したとしたうえで、「尹錫悦の悲惨な運命とさらに深まるであろう韓国の混乱について評した」と報じました。
 
さらに、記事では尹大統領が「全斗煥（チョン・ドゥファン）、盧泰愚（ノ・テウ）、李明博（イ・ミョンバク）、朴槿恵（パク・クネ）元大統領に続いて収監されるという新たな記録を残すことになった」としたうえで、「最悪の場合、死刑に処される可能性もある」などとした海外メディアの見通しも引用しました。
 
尹大統領は、今月15日、大統領公邸で高位公職者犯罪捜査処に拘束されました。