韓国では9日、この冬一番の寒波に見舞われ、ソウルの朝の気温はマイナス10度を下回りました。
気象庁によりますと、ソウルの9日朝の最低気温はマイナス10.2度で、強い風の影響で体感温度はマイナス16.7度にまで落ち込みました。
北東部の江原道(カンウォンド)の一部の山地では、朝の最低気温がマイナス20度を下回るなど、全国の多くの地域で、この冬一番の寒さとなったということです。
寒波はしばらくの間、続くものとみられ、9日の全国の最高気温はマイナス11度から3度と、ほとんどの地域で、最高気温が氷点下となる見込みです。
また、全国で最大瞬間風速15メートル前後の強い風が吹く見込みです。
東海岸や江原道南部の山地、慶尚道(キョンサンド)地方は、空気も乾燥しているため、気象庁は山火事の危険性が高いとして注意を呼びかけています。
忠清南道(チュンチョンナムド)と全羅道(チョンラド)地方、済州(チェジュ)の山地では、6日から雪が降り、積雪となりましたが、今後も雪が続く見込みで、10日までの積雪は、済州の山地や鬱陵島(ウルルンド)、独島(トクト)で5センチから20センチ、全羅北道(チョンラブクト)で5センチから15センチなどが予想されています。
一方、ソウル市は、9日午前9時から、ことし初となる水道管の「破裂警戒」を発令し、被害発生時に迅速に対応するための対策チームを設置し、24時間体制での運営をスタートしました。