韓国で働いている外国人の数が、初めて100万人を超えたことがわかりました。
韓国統計庁が発表したところによりますと、ことし5月の時点で、韓国に住んでいる15歳以上の外国人の数は前の年より9.1%増えて156万1000人、このうち働いている人の数は、前の年より8万7千人増えて101万人と、統計を取り始めて以来、初めて100万人を超えました。
外国人就業者の数は、就業ビザの受け入れ枠を拡大したことを受け、増加傾向を示しています。コロナ禍で一時減少したものの、去年、単純労働を行うことを認める就業ビザの受け入れ枠を拡大したことで、増加に転じたものとみられます。
国籍別では、韓国系中国人が34万1千人でもっとも多く、次いでベトナム人が12万3千人でした。
産業別では、鉱業と製造業が46万1千人でもっとも多く、役職別に分けると賃金労働者が全体の94.6%に当たる96万6千人でした。臨時・日雇い労働者は、全体の34.4%に当たる32万9千人でした。
また、外国人賃金労働者の平均月収は、200万ウォンから300万ウォンが48万9千人でもっとも多いことがわかりました。
韓国に住んでいる外国人の日常生活における満足度は84.3%と、比較的高かったものの、回答者の17.4%は、出身国や韓国語の実力などを理由に、過去1年間差別を受けたことがあると回答しました。