崔相穆(チェ・サンモク)経済副総理兼企画財政部長官は、「週末の政治状況を見守りつつ、外国為替と金融市場の変動性が過度に拡大する場合は、追加で市場を安定させる措置を施行する」と述べました。
崔経済副総理と韓国銀行の李昌勇(イ·チャンヨン)総裁など経済金融トップらは13日、緊急会議を開き、市場状況と対応策について議論しました。
出席者は、韓国の証券市場が3日連続で上昇するなど回復傾向にあるほか、国債金利も安定的に推移していると分析しました。
ただ、不確実性が残っているため、外国為替と金融市場を24時間モニタリングし、必要に応じて市場を安定させる措置を施行すると述べました。
また、尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領の弾劾訴追案の2回目の採決が予定されている週末の政治状況を見守りつつ、外国為替と金融市場の変動性が過度に拡大するる場合は、さらに追加の市場を安定させる措置を施行すると説明しました。
一方、政治的な不確実性を最小限に抑えるとともに、海外からの信頼に影響を及ぼすことがないよう、意思疎通を強化しています。
崔経済副総理兼企画財政部長官は12日、日本の加藤財務大臣とオンラインで面会したほか、スタンダード·アンド·プアーズなどの格付け会社3社とも電話で協議しました。
格付け会社は、韓国経済について「足元の政治状況にもかかわらず、韓国の信用格付けは依然として安定的だ」と明らかにしました。
格付け会社は、2010年に韓国の信用格付けを過去最高水準に格上げし、現在も据え置いています。