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経済

韓国銀行 政策金利を0.25ポイント利下げ 2回連続

Write: 2024-11-28 13:23:52Update: 2024-11-28 13:34:54

韓国銀行 政策金利を0.25ポイント利下げ 2回連続

Photo : YONHAP News

韓国中央銀行の韓国銀行は、政策金利を0.25ポイント引き下げ3%にすると発表しました。
 
韓国銀行は28日に開いたことし最後となる金融通貨委員会で、政策金利を現在の3.25%から3%へ0.25ポイント引き下げると決定しました。
 
先月11日に金利を3.5%から3.25%に0.25ポイント引き下げ、3年2か月ぶりに金融緩和に政策転換したのに続いて、2回連続の利下げです。
 
ドルに対するウォン相場が1400ウォン台と、ドルが高止まりする恐れや、アメリカとの政策金利の差の拡大し、家計負債・不動産市場の不安定さなどの懸念材料にもかかわらず、再び利下げに踏み切ったのは、それほど韓国の景気や成長の見通しが暗雲に包まれているためです。
 
実際に、輸出の鈍化や内需不振、トランプ次期政権の政策の不確実性への懸念で、韓国銀行はことしの経済成長率の見通しを2.2%に、来年は1.9%にそれぞれ0.2ポイント引き下げました。
 
金融通貨委員会は、利下げにより市中にお金を回すことで、民間消費や投資など、内需を活性化させ、韓国経済の減速のスピードを少しでも落とそうと判断したものとみられます。
 
韓国銀行の李昌鏞(イ・チャンヨン)総裁は、先月政策金利の引き下げを発表したときは、2回連続の利下げは急がないという立場を示していました。
 
しかし、それからの1か月半の間に、7月から9月期の経済成長率が予想を下回り、トランプ氏が再選されるなど、韓国の金融政策に大きな影響を及ぼす課題が相次いだため、こうした経済環境の変化を反映して、来年の経済成長率の見通しは1%台に下げました。
 
2回連続の利下げによる負の影響も懸念されています。
 
最近ドルに対するウォン相場は1400ウォン台と、ウォン安ドル高となっていますが、これが大きく揺れ動く可能性があります。
 
また、基軸通貨ではないウォンは、政策金利がアメリカを大きく下回れば、より多くの収益を求めて外国人投資家の資金が流出するため、ウォン安がさらに進む可能性があり、懸念が深まっています。

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