韓国農林畜産食品部は22日、11月22日の「キムチの日」を迎え、ソウル市城北（ソンブク）区の三清閣（サムチョンガク）で記念式典を行いました。
 
農林畜産食品部は2020年、キムチの原料「一つ一つ（11）が集まって22種（22）の効能がある」という意味と、キムチ作りに最適な時期という意味を重ねて11月22日をキムチの記念日に制定しました。
 
食品としては初めて国家記念日に制定された「キムチの日」は、ことしで5回目を迎え、アメリカとイギリスなど4か国・15の地域でも「キムチの日」を記念しています。
 
この日の式典には、海外からの参加者で在韓米軍の文化体育会と国際結婚をした人の婦人会などが参加し、漬けたキムチを分け合いました。
 
農林畜産食品部関係者は、「韓流ブームとともに、キムチへの関心が高まったことを受け、キムチの輸出額が1億3500万ドル近くになり去年の同じ時期に比べて3.1%増加した」と述べました。
 
また、農林畜産食品部のソン・ミリョン長官は、「キムチ産業は、このところ、国内外で著しい成長と変化を見せている」と述べたうえで、「キムチ産業の持続可能な成長に向け、積極的にサポートし、キムチを通じた分け合いの精神や共同体文化を国内外に発信していく」と強調しました。