アメリカ次期大統領にトランプ氏が再び就任することが決まり、韓国経済への影響が懸念され、韓国の金融市場にも不安が広がっています。
韓国株式市場の総合株価指数は13日、前の営業日に比べて14.30ポイント、0.58%下落して2468.27で取引を開始した後、下げ幅を広げ、最終的に前日に比べて65.49ポイント、2.64%安の2417.08で取引を終えました。アメリカでトランプ政権の2期目が発足することで、輸出に対する先行き不透明感が高まっていることが背景にあるとみられます。
総合株価指数は、今月8日以降、4営業日連続で下落しており、この間の下げ幅は世界の主要株式市場の中でも最大のものです。
また、店頭市場のコスダック指数も前日に比べて20.87ポイント、2.94%下落し、689.65で取引を終えました。
さらに、ウォン安ドル高も進んでいます。13日のソウル外国為替市場で、ウォン相場は一時、1ドル=1410ウォン台まで値下がりし、今年の最安値を更新しました。
トランプ政権2期目の発足によって貿易戦争の激化やインフレへの懸念が高まり、安全資産とされるドルが買われていて、これが韓国株の下落にさらに拍車をかけています。