半導体大手、SKハイニックスは、AI=人工知能の処理に欠かせない、超高速で大容量の記憶用半導体「HBM」の好調な売上により、ことし7月から9月期の売上高と営業利益、そして純利益が、いずれも過去最高となりました。
SKハイニックスは、ことし7月から9月までの売上高は、去年の同じ期間に比べて93.8%増加し17兆5731億ウォン、営業利益は7兆300億ウォンになったと24日、発表しました。
SKハイニックスの営業利益が7兆ウォンを上回ったのは、半導体の記録的な好況となった2018年以来です。
純利益も5兆7534億ウォンと、黒字に転じました。
売上高と営業利益、そして純利益、いずれも四半期ベースで過去最高となりました。
SKハイニックスは、今回の好業績について、AI用のメモリの需要が高止まりしているなかで、HBMやDRAM、NAND型フラッシュメモリなど高付加価値の製品の販売を拡大しことが背景にあると分析しています。
とくに、HBMの売上高は、前の四半期に比べて70%以上、前の年に比べて330%以上も増加しているということです。