グローバル企業が中国市場の代わりに世界で人口がもっとも多いインドに注目しているなか、現代自動車のインド法人が、インドの証券取引所に過去最大規模で上場されました。
現代自動車のインド法人は現地時間の22日、インド証券取引所で上場式を開き、本格的な取引を開始しました。
現代自動車が海外の子会社を上場させたのは初めてで、機関投資家などの投資が相次ぎ、最終公募価格は希望価格のなかでもっとも高い1株当たり1960ルピー、およそ3万2000ウォンに決まりました。
全体の公募金額は33億ドル、ウォンにして4兆5000億ウォンで、インドの証券市場としては、過去最大規模の新規株式公開となりました。
調達した資金は工場の増設などに使われる予定で、来年までに現代自動車100万台、現代自動車グループの起亜自動車を合わせて150万台の生産システムを構築する計画です。
インドは、中国とアメリカに次いで世界で3番目に大きい自動車市場と位置付けられていて、中東やアフリカに進出する際の輸出拠点としても活用できます。
また、人口世界第1位、国内総生産は世界第6位の経済大国で、去年の成長率は7.58%を記録し、中国やベトナム、インドネシアよりも急速な成長を続けています。
そのため、アメリカとの対立や内需の低迷などが続いている中国市場の代わりに注目されていて、LG電子やCJ大韓通運など韓国企業も、インド法人の上場を検討しているということです。