世界主要国の国債の動向を表す指数の一つ、WGBI=世界国債インデックスに、韓国の国債が組み入れられることが決定しました。
 
WGBIは、アメリカ、イギリス、日本など24か国の国債が採用されている世界3大債権指数の一つです。
 
WGBIを算出する評価機関、FTSEラッセルはイギリス時間の8日、韓国の国債について、2025年11月からWGBIに追加する予定だと発表しました。
 
FTSEラッセルは、市場規模や信用格付け、市場へのアクセスなどを踏まえ、3月と9月にWGBIへの組み入れを判断しますが、韓国はこれまで、アクセスのしやすさにおいて基準を下回っていました。
 
これに対し金融当局は、国債市場へのアクセスを改善し、WGBIへの組み入れに向け取り組んできたことで、2022年9月にウォッチリスト入りしてから2年で採用が決まりました。
 
WGBIの運用資産残高は2兆5000億ドルに達していて、韓国がWGBIに占める割合は、2％から2.5%水準であるため、来年11月から少なくとも500億ドルの資金が韓国に入ってくる見通しです。