農産物と農産加工品の輸出額が、ことし1月から9月までに73億ドルを超え、過去最高となりました。
農林畜産食品部によりますと、ことし1月から9月までの農産物と農産加工品の輸出額は73億750万ドルで、去年の同じ期間に比べて8.3%増え、過去最高となりました。
なかでも農産加工品の輸出が大きく増えており、インスタントラーメンは29.6%多い9億380万ドルとなり、去年1年間の輸出額に迫っています。インスタントラーメンの輸出が伸びている背景には、中南米での需要拡大があり、なかでもメキシコへの輸出が去年の同じ期間に比べて2.2倍に増えています。
また、菓子類の輸出額は5億6070万ドルで、15.5%増加し、飲料の輸出額は5億570万ドルで、13.6%増えました。
さらに、冷凍のり巻きや即席ご飯、トッポッキなどのコメの加工食品の輸出額は2億1790万ドルに達し、去年の同じ期間に比べて41.6%増え、去年1年間の輸出額を上回りました。
一方、梨やブドウなどの生鮮農産物の輸出額は、上半期の生産量が低迷した影響で、0.6%減りました。