先月9月の消費者物価指数は、3年6か月ぶりに1%台の上昇にとどまりました。
統計庁が発表した消費者物価動向によりますと、9月の消費者物価指数は、1年前に比べて1.6%の上昇にとどまりました。1%台の上昇となったのは、2021年3月以来です。
消費者物価は、ことし2月と3月は、いずれも3.1%の上昇で、3%を上回っていましたが、4月以降は、5か月連続で2%台にとどまっていました。
品目別には、農産物が3.3%上昇し、全体の物価を0.14ポイント引き上げました。
白菜や大根など野菜は11.5%上昇しました。
石油類は、1年前に比べて7.6%下がり、ことし2月以来のマイナスとなりました。
ただ、イランとイスラエルの紛争の影響で国際原油価格が急騰しているため、石油類の価格は再び不安定になる可能性があります。