世界各国の中央銀行が利下げを進めるなか、アメリカのFRB=連邦準備制度理事会も利下げに踏み切る見通しで、韓国経済に及ぼす影響に注目が集まっています。
FRBは17日から2日間、金融政策を決める会合を開き、現地時間の18日午後2時ごろに政策金利を発表する予定です。
利下げが決まれば、およそ1年2か月ぶりに、政策金利が変わることになります。
引き下げ幅については、0.25ポイント引き下げる「ベビーカット」になるか、0.5ポイント引き下げる「ビッグカット」になるかで予測が分かれています。
去年9月からことし7月まで8回連続で据え置かれたアメリカの政策金利が引き下げられた場合、韓国とアメリカの政策金利の差も縮まり、海外から資金が流入するなどの好影響が期待されます。
また、韓国銀行も利下げに踏み切るなど、通貨政策をシフトする可能性があります。
ことしの韓国経済は、輸出の好調に後押しされ、成長傾向にありますが、内需が冷え込んでいるため、利下げで消費を活性化させるべきとの声があります。
しかし、住宅価格の上昇や家計債務の増加が止まらない場合、アメリカの政策金利の変動とは関係なく、年末まで金利を据え置く可能性があります。