半導体を中心に輸出が伸び、7月の経常収支は、3か月連続の黒字となりました。
韓国銀行によりますと、ことし7月の経常収支は91億3000万ドルの黒字でした。
韓国の経常収支は、去年の5月からことし3月まで11か月連続で黒字を記録し、4月に赤字に転じたものの、5月からは再び3か月連続で黒字となっています。
黒字幅は先月に比べてやや縮小しましたが、7月としては2015年以降、過去最大となりました。
項目別では、輸出から輸入を差し引いた商品収支が、84億9000万ドルの黒字となりました。
半導体を中心に、輸出が10か月連続で増加したほか、輸入よりも輸出の増加幅が大きかったことが影響しました。
品目別には、半導体が50%以上伸びて輸出をけん引したほか、情報通信機器や石油製品なども増えた一方、乗用車は減りました。
地域別には、東南アジアや中国、日本、アメリカへの輸出が増加しました。
7月の輸入は、1年前と比べて9.4%増加しました。原材料、資本財、消費財のすべてが増えました。
サービス収支は23億8000万ドルの赤字となりました。なかでも、韓国人の海外旅行が増えたことで、旅行部門の赤字が12億6000万ドルに増えました。