8月の消費者物価指数が、去年の同じ月に比べて2.0%の上昇にとどまり、3年5か月ぶりに最も低い上昇率となりました。
統計庁が3日、発表したところによりますと、先月の消費者物価指数は1年前と比べて2.0%上昇し、2021年3月に1.9%を記録して以降、3年5か月ぶりに最も低い上昇率となりました。
消費者物価指数はことしの4月に3%を割り込んだ2.9%となり、5か月連続で2%台の安定した流れが続いています。
石油類の価格は、国際原油価格が下落したことやベース効果で0.1%上昇し、前の月に比べて上昇率が大幅に鈍化しました。
政府は今後、異常気象や国際原油価格の大きな変動といった外部要因がなければ、物価は2%前半の安定した流れを維持するものとみていて、物価がこのまま推移した場合、ことしの物価上昇率目標値を2.6%から引き下げる可能性にも言及しています。
政府はまた、白菜やリンゴなど、秋夕(チュソク)連休に需要が高まる農産物を過去最大となる17万トン供給するほか、農畜水産物に対しては700億ウォン規模の割り引き支援を行う計画です。