プロポフォールや大麻などの薬物を常習的に使用するなどして起訴された俳優のユ・アイン氏が、一審で懲役1年の実刑判決を言い渡され、身柄を拘束されました。 
 
ユ氏は、2020年から1年間、ソウルにある複数の病院でプロポフォールを181回使用したほか、2021年から2022年にかけては、他人名義で睡眠薬を45回にわたって違法に処方してもらい、購入した疑いが持たれています。
ことし1月にはアメリカで大麻を3回使用したことも確認されました。
 
これを受け、一審では3日、ユ氏に対して懲役1年の実刑判決を言い渡し、「逃走の恐れがある」として身柄を拘束し、80時間の薬物リハビリ教育プログラムの履修を命じました。
 
裁判所は、「麻薬類への依存度が深刻で、再犯のリスクが高く、法律の抜け穴を利用した悪質な犯罪だ」としたものの、「ユ氏が長期間にわたって睡眠障害やうつ病などを患っていて、医療用の麻薬類を常習的に投薬した原因は、不眠症のためであったとみられることを踏まえ判断した」と述べました。
 
ユ氏は、判決後に行われた記者会見で、「たくさんの方々にご迷惑とご心配をおかけして申し訳ない」とコメントしました。