韓国の5大銀行の家計への貸し付けと不動産担保ローンの増加幅が、先月、いずれも過去最大となりました。
金融業界によりますと、5大銀行の8月末の家計向け貸し付け残高は、725兆3462億ウォンで、7月よりも9兆6529億ウォン増えました。
これは2016年1月以降、最も大きい増加幅です。
これまでの記録は、2020年11月の9兆4195億ウォンでした。
また不動産担保ローンも、8月末時点の残高が568兆6616億ウォンと、7月より8兆9115億ウォン増え、過去最大の増加幅を記録しました。
これについて銀行の関係者は、金利の引き下げによって、今後、住宅価格が上がるだろうという期待感に加え、今月1日から不動産担保ローンの規制が強化されることを受け、8月中に借金をして住宅を購入した人が多かったことが背景にあると分析しています。
とくに、40代の借り入れが多かったことから、30代のように政策資金によるローンを受けられない40代が住宅を購入し、そのための借り入れ需要が高まったことがうかがえます。