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経済

韓国航空各社 「持続可能な航空燃料」使用し運航へ

Write: 2024-08-30 14:04:24Update: 2024-08-30 15:28:16

韓国航空各社 「持続可能な航空燃料」使用し運航へ

Photo : YONHAP News

大韓航空やアシアナ航空など、韓国の航空会社は、国内の製油メーカーが植物などを原料として精製したSAF=持続可能な航空燃料を使用した運航を開始しました。 
 
持続可能な航空燃料SAFとは、化学的には従来の燃料と同じですが、植物や廃油などを原料とし、従来のジェット燃料と比べて二酸化炭素の排出量を平均80%まで減すことできるとされる、環境にやさしい燃料です。
 
現在、世界19か国で気候変動対策の一環としてSAFを利用した運航を行っていて、EUなどでは来年から航空燃料にSAFを混ぜて使用することを義務づける方針を発表しています。
 
ことしの韓国の炭素排出量およそ2千万トンを基準にした場合、SAFを1%使用するだけで、およそ16万トンの炭素排出量を削減することができます。
 
世界1位の航空燃料輸出国である韓国は、世界的なSAFの需要拡大に対応し、SAF市場を先取りするための大胆な政策支援が必要であることを踏まえ、政府はSAFを使用した燃料による運航を開始する方針を決めました。
 
30日、仁川(インチョン)国際空港から羽田空港に向かう大韓航空の航空機がSAFを1%混ぜた燃料を使用するのをはじめ、ティーウェイ航空やアシアナ航空など、航空各社もことし中にSAFを1%混ぜた燃料を使用する計画です。
 
また、政府は、ICAO=国際民間航空機関の炭素規制が強化される2027年からは、韓国を出発する全ての国際線航空便に対し、燃料にSAFを混合することを義務づけ、国内メーカーによるSAF生産拡大に向けた投資を増やす方針です。

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