高温多湿な空気が南西からの風に乗って流れ込んだ影響で、夜も気温が下がらず、各地で熱帯夜が続いていますが、ソウルでは熱帯夜の日が36日となり、過去最多を記録しました。
熱帯夜とは、午後6時1分から翌日午前9時までの最低気温が25度以下に下がらない夜のことをいいます。
ソウルでは、7月中旬に3日間熱帯夜が発生したあと、7月21日からは連続して熱帯夜となり、ことしの熱帯夜の日数は23日までに合わせて36日となりました。
ソウルでは観測を始めた1907年以降、最も長くなっています。
1994年にも熱帯夜が36日間続きましたが、気象の記録は最新のデータが上位にランクされることになっているため、ことしの熱帯夜の日数が過去最多と記録されることになります。
一方、済州(チェジュ)島では、2016年と同じ39日間熱帯夜が続き、2番目に長くなっています。
済州島で熱帯夜の日数が最も長かったのは、2013年に記録した44日です。