中央銀行の韓国銀行は、政策金利を13回連続で3.5％に据え置きました。

これまでで、もっとも長い期間、金融引き締めが続くことになります。 
 
韓国銀行は22日に開いた金融通貨委員会で、政策金利を3.5%に据え置くことを決めました。
 
政策金利の据え置きは、去年2月から13回連続で、これまででもっとも長い期間続いています。
 
金融通貨委員会は、「物価上昇率の鈍化が続いて、内需の回復も遅れているが、政府の不動産政策やグローバル危機の回避心理が、首都圏の住宅価格や家計負債、為替市場などに及ぼす影響を見守る必要があり、いまの金融引き締めを維持した方がいいと判断した」と説明しています。
 
また韓国のことしの経済成長率の見通しについては、2.5%から0.1ポイント引き下げて2.4%に下方修正しました。
 
これについて、「ことし1月から3月期の大幅な成長という一時的な要因が大きかったことを反映した。来年の見通しは2.1％に据え置いた」と説明しています。
 
韓国銀行によることしの経済成長率の見通しの2.4％は、政府とOECD=経済協力開発機構による2.6％、KDI=韓国開発研究院による2.5％を下回っています。
 
金融通貨委員会は、ことしの消費者物価上昇率も、前回の2.6％から2.5％に下方修正しました。