下半期に利下げが実施される可能性があるとされていることや、株価暴落などへの不安を背景に、銀行預金などに資産が集中し、通貨供給量は13か月連続で増加しました。
韓国銀行が13日、まとめたところによりますと、現金と預金、それに定期預金や譲渡性預金を加えた通貨供給量を示す指標、「M2」は、ことし6月に4307兆6000億ウォンとなり、前の月よりも23兆5000億ウォン増えました。
「M2」は、去年6月から13か月連続で増加しています。
韓国銀行は、ことし下半期に利下げが実施される可能性が高まっていることに加えて、アメリカ経済の悪化懸念に端を発する株価暴落など、投資資産市場の不確実性が高まっていることが背景にあると分析しています。
韓国銀行の政策金利は現在3.5%、5大市中銀行の1年満期定期預金の金利は、3.30%から3.40%の水準となっています。