パリオリンピック、アーチェリー男子個人戦で、韓国が金メダルと銅メダルを獲得しました。これで、韓国は混合団体、女子団体、女子個人、男子団体、男子個人までアーチェリー競技の全5種目で金メダルを獲得する偉業を成し遂げました。韓国が、アーチェリーの全ての種目を制覇したのは、史上初めてです。
アーチェリー男子個人戦の決勝は、パリのアンヴァリッドで韓国時間の4日午後(以下、韓国時間)に行われ、韓国のキム・ウジン(32)選手がアメリカのブレーディ・エリソン(36)選手とセットスコア5対5となり、延長戦のシュートオフまで持ち込む接戦の末に6対5で勝利し、優勝を飾りました。
キム・ウジン選手は世界ランキング2位、ブレーディ選手は、7位です。
これでキム選手は、今大会、混合団体、男子団体、男子個人で金メダルを手にして、「3冠王」に輝きました。
これに先立って4日午後に行われたアーチェリー男子個人の3位決定戦では、韓国のイ・ウソク(27)選手がドイツのフロリアン・ウンルー選手を6対0で制し、銅メダルを獲得しました。
一方、今大会で韓国は4日午後10時30分現在、金メダル10個、銀メダル7個、銅メダル6個を獲得し、総合順位6位となっています。
これは、韓国が当初掲げていた「金メダル5個以上、総合順位10位以内」という目標を上回るもので、選手団の規模が1976年のモントリオール大会以降最小となっている中、目覚ましい活躍をみせています。