7月の消費者物価指数が、去年の同じ月に比べて2.6%の上昇にとどまり、4か月連続で2%台の上昇となりました。
統計庁が2日、発表したところによりますと、先月の消費者物価指数は1年前と比べて2.6%上昇しました。
消費者物価指数はことしの2月と3月はいずれも3.1%の上昇で、3%を上回っていましたが、4月には再び3%を割り込み、6月には2.4%と、去年7月以降、もっとも低い上昇率となりました。
農畜水産物の価格は、農産物が9%上昇したことで全体の価格を押し上げ、去年の同じ月に比べて5.5%上昇しました。
果物の価格は去年から高騰が続いていて、ナシは前年比で154.6%上昇し、統計を取り始めて以来、最も高い上昇率を記録しました。
また前の月に比べると、レタスやほうれん草、白菜などの野菜類が大幅に上昇しました。
統計庁は、「豪雨など、天候の影響で生育周期が短い野菜類の価格が前の月より上がった」と説明しています。
また、石油類も8.4%上昇し、2022年10月以降、21か月ぶりにもっとも大きな上げ幅となりました。