少子高齢化の影響で、去年閉園した保育園の数は2000か所近くに上ったのに対して、高齢者施設は3000か所以上が新たにオープンしたことがわかりました。
保健福祉部が25日、発表したところによりますと、去年の全国の保育園の数はおととしに比べて2000か所減って、およそ2万9000か所でした。
保育園の数は2019年に3万7000か所あまりだったものが、去年2万9000か所と、4年間で22.5%減りました。
去年保育園に通っていた子どもの数も、2019年に比べて25.9%減少しました。
去年の時点で、全国の自治体の2.1%には、保育園が1か所もありませんでした。
これに対して、高齢人口の増加で、老人福祉センターや介護施設など高齢者施設は3000か所あまり増えて、9万3000か所あまりと、年々増加しています。
65歳以上の高齢人口は去年末に、2019年末に比べて22.8%増えて、985万8810人でしたが、今月10日の時点で1000万人を超えました。
一方、一人の女性が産む子どもの数を意味する合計特殊出生率は去年0.72と、OECD=経済協力開発機構加盟国の中で最下位になっています。