ことし4月から6月までのGDP=国内総生産が0.2%減少し、1年半ぶりのマイナス成長となりました。
韓国銀行によりますと、ことし4月から6月までのGDPは、前の四半期に比べて0.2%減少したということです。
四半期ベースのGDPは、新型コロナの影響でマイナス0.5%だったおととし10月から12月期以降、増加を続けていて、マイナスに転じたのは1年6か月ぶりです。
これは、前の四半期に1.3%と、増加幅が大きかったため、基準点が高すぎる「ベース効果」が生じたことや、前の四半期に比べて輸入が増えたこと、民間消費や投資が冷え込んだことなどが背景にあるとみられます。
部門別に見ますと、輸出は自動車、化学製品などを中心に0.9%増加したものの、原油や石油製品などの輸入が1.2%と、輸出を上回りました。
民間消費は自動車などの消費が振るわず、0.2%減少したほか、設備投資も半導体関連の機械類を中心に2.1%減少しました。
建設投資も、前の四半期に3.3%と成長をけん引したものが、1.1%減少しました。