農産物などの価格動向を示す「生産者物価指数」が、先月、7か月ぶりに下落しました。
韓国銀行が23日、まとめたところによりますと、6月の生産者物価指数は、5月に比べて0.1%下落し、6か月連続の上昇から下落に転じました。
生産者物価指数は、生産者が出荷した製品や原材料などの販売価格の変動を示すため、通常は1か月から3か月ほど遅れて消費者物価指数に反映されます。
6月は、畜産物が2.5%上昇した反面、農産物は6.6%、水産物は0.8%下落し、農林水産物全体では2.8%の下落となりました。
ただ、今月になってからの大雨による農産物の被害で、野菜と果物の価格が高騰しているため、今後も下落傾向が続くかどうかは不透明です。
韓国銀行は、7月の生産者物価指数には、最近の野菜と果物の値上がりが反映される見通しだが、今のところ上昇幅の予想は難しい。悪天候が続けば、7月以降も上昇する可能性があるとしています。