IMF=国際通貨基金が、ことしの韓国経済の成長率の見通しを、前回よりも0.2ポイント上方修正して2.5%としました。
IMFは16日に発表した世界経済の見通しに関する報告書で、ことしの韓国経済の成長率を、前回4月時点の見通しよりも0.2ポイント上方修正して2.5%と予測しました。去年10月時点の予測に比べ、0.4ポイントの上方修正となりました。
IMFは、毎年4月と10月に世界経済の見通しを発表し、1月と7月には見通しを改定しています。
IMFの見通しについて、企画財政部は、「国内外の機関がまとめた見通しに近く、主な先進国のなかでも高い水準だ」と述べました。
一方、ことしの世界経済の成長率は、前回の見通しを据え置き、3.2%としました。
アメリカと日本の成長率の見通しは前回4月時点よりも下方修正し、フランスやイギリス、中国、インドなどは上方修正しました。
IMFはまた、通貨政策について、慎重な対応を強調しました。
インフレーションのリスクが高い時期は、金利の早期引き下げを自制する必要があるとしたうえで、物価が安定したという明確な根拠が提示された時点で徐々に引き下げるべきだと勧告しました。