韓国の通信大手ネイバー傘下でウェブ漫画事業を手がけるネイバーウェブトゥーンの親会社、ウェブトゥーンエンターテインメントが27日、ナスダック市場に上場しました。
ウェブトゥーンエンターテインメントは、普通株式1500万株の発行で、上場によっておよそ4400億ウォンを調達し、上場後の時価総額は、およそ4兆ウォン、4665億500万円に達します。
新規株式公開価格は、希望範囲で最も高い1株当たり21ドルに決まりました。現地の投資家の間で、ウェブトゥーンエンターテインメントへの関心が高かったものとみられます。
株価は一時、新規株式公開価格を14%あまり上回って24ドルまで値を上げ、終値は9.6%上昇の23ドルで公開初日の取引を終えました。
ネイバーウェブトゥーンは現在、およそ150か国で月間アクティブユーザー1億7000万人を保有するグローバルプラットフォームです。
今回の新規株式公開で調達した資金をもとに、知的財産部門をはじめ、AI技術の強化に乗り出す計画です。
今回の上場は、ネイバーウェブトゥーンが2005年に正式にサービスを開始してからおよそ20年ぶりに行われたもので、韓国のコンテンツ企業としては、初めての事例となります。
韓国企業のなかでは、ネット通販大手の「クーパン」が アメリカ・ニューヨーク証券取引所に上場しました。